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そもそも草コインとは?
草コインとは簡単にいうと、“1枚当りの価格が安かったり、時価総額の小さい仮想通貨”を指します。
世界には1,500種類以上の仮想通貨が存在し、毎日新しい仮想通貨が誕生していると言われています。このような新しい仮想通貨は“草コイン”と呼ばれ、時価総額が大きくなるにつれて“アルトコイン”と呼ばれるケースが多いです。
ちなみに、どうして草コインと呼ぶのかは「草が生えるほど価値が小さい」というニュアンスを表現しているのとか。
ちなみにネット用語で“草”とは“(笑)”のことです。
そしてこの草コインこそが、2017年に“億り人”を多く誕生させれました。この草コインに投資するメリット・デメリットをまずはみていきましょう。
草コイン投資のメリット
1. もうかるチャンスが大きい
ずばり、一攫千金を狙えることが草コイン投資の最大のメリットです。
2017年は有名な仮想通貨がほぼすべて高騰し、伸びの低いものでも10倍以上成長を記録しました。
しかし草コインの場合、その伸び率がとんでもなくすごかったのです。
例えば「Verge」という草コインの場合、昨年の最大の上げ幅は2000倍!
億り人になる人があらわれるのも納得ですますね。
2. 小額から投資が可能
そもそも草コインは、“1枚当りの価格が安かったり、時価総額の小さい仮想通貨”です。
つまり、草コインの価格は非常に安い。そして最低購入枚数の制限もないため、少額から投資ができるんです。
そのため、数千円もあれば始めることができます。
3. 購入して“ガチホ”するだけ
3つ目のメリットは、手間がかからないことです。
具体的には、最初にどの草コインを購入するかを勉強し、購入します。そして購入した草コインが、暴騰しているかを1日1回程度チェックするだけです。
もちろん仮想通貨取引でも、デイトレードは可能です。しかし、手数料や株式売買のようなチャート分析が難しいためオススメできません。
(もちろん、アルトコインほどある程度メジャーになればOKだと思います。)
草コイン投資のデメリット
1. ギャンブルの要素が強い
なぜギャンブル要素が強くなるのか。
それは草コインには“詐欺のような偽物”がまぎれこんでいて、本物かどうかを見抜くのが難しいからです。
また詐欺ではなくても、単純にプロジェクト自体がうまくいかないとうリスクもあるのことも理由です。
たとえば、優秀そうな若者たちが事業計画を作って、「自分たちはこういう事業をしたい!成功すれば世の中の役にもたつし、会社に投資してくれたあなたも儲かる」と言ってきたとしましょう。
あなたは、このよく知らない若者に投資しますか?
「事業計画もちゃんとしているけど、お金だけとられないだろうか。」
「本当に計画どおり実行できるのか。」
と不安になると思います。それと同じなのです。
しかも仮想通貨の場合は日本人ではなく、外国人のケースが圧倒的に多くなります。
だからこそ、本物でうまくいけば“億り人”になる可能性はあるのですが、ある日突然価値が0になったり、低いまま消えてしまうリスクがあります。
投資したお金水の泡になるということですね。
草コインの投資で耳にするICOって?
草コイン取引を始めようと思ったときに、必ず出てくる言葉が“ICO”です。このICOというのは草コインを取引する上では、知っておいたほうがいい言葉です。
ICOは簡単にいうと、資金調達をしたい企業が独自の仮想通貨を発行すること。
小さなスタートアップや個人でも利用できるため、急速に広がっている方法です。草コインには、このようなICOで発行されたものも含まれています。
この場合、購入する側のメリットは、誰がどういう目的で発行しているのかを知ることができること。どこの誰が発行しているのかわからない超マイナーな草コインを購入するよりは、多少は安心することができます。
また、そのスタートアップやプロジェクトが成功した場合、大きなリターンも期待できます。
草コインを手に入れるには
それでは、実際に草コインを手に入れるにはどうすればいいのでしょうか。
他のアルトコインと同じように、草コインもマイニングを行うか、取引所で購入することが必要となります。
ただしマイニングを実施するには、専門的な知識が必要のため現実的には取引所の利用が主流です。
草コインは海外の取引所で購入
2018年1月時点で、草コインは海外の取引所でしか購入できません。なぜなら資金決済法の法律の関係もあり、一定の通貨としての価値が認められないモノは売買できないよういなっているためです。
(※ニュアンス的にまとめています。詳細を記載すると長くなるので、このように理解ください。)
そのため英語が必要になります。といっても、基本的な単語が分かっていれば簡単に口座を解説できるので、それほど高いハードルではありません。
オススメの海外取引所は、
・Binance(バイナンス)
・Bittrex(ビットトレックス)
・Bitfinex(ビットフィネックス)
日本では購入できない草コインも取り扱っています。ただし、Binanceで扱っているコインは時価総額も高く、アルトコインと草コインの間といったものが多いようです。
ただ、海外はセキュリティーとか怖いし、難しいと思われる方は“Zaif”がオススメ。国内の仮想通貨取引所の一つであるZaifでは、企業トークンも扱っているため、草コイン取引の気分や感覚をつかみたいという人にはオススメです。
有望な草コインはどうやって探す?
草コインには最近注目のXPやBitZeny、VergeやTronなど数々の銘柄がありますが、実際に取引するときには、どうやって有望な銘柄を探せばいいのでしょうか。
まず気をつけるべきポイントは三つ。
・時価総額
・一枚当たりの価格
・値動き
まず時価総額に関しては、高いほうがいいということではありません。重要なのは低すぎないこと。時価総額が低いということは取引量も少ないということなので、売ろうとしても売れなくなるということが起こります。
一枚当たりの価格について、リターンを狙うなら価格が安いものを選びましょう。手を出しやすいことに比べて「上がるかも」という期待があるため、大きなリターンを狙う人が目を付けやすい可能性があります。
最後に、値動きに関しては、直近で暴騰・暴落していないこと
草コインは一度暴騰すると、必ず暴落します。そうすると、再び値上がりするまでに時間がかかる、または二度と値上がりしない可能性もあります。
草コイン取引で注意すること
草コインを取引するときに注意しなければいけないのは、まず銘柄を選ぶときに価格だけでなく取引量をチェックするということ。価格が高いからねらい目だと思っても、実際にはほとんど取引が行われていないというコインもあります。
そうなると値上がりどころか値動きもほとんどなくなるため、利益を得ることはできません。
また、草コインは急激に値上がりしたあとは、ほとんどが暴落します。そのため、売るタイミングを間違えると大損ということになりかねません。
欲張らず、少しでもいいからプラスに持って行くというのが取引のコツかもしれません。
まとめ
大きなリターンのある草コインは一発大きく儲けたい人には魅力的。ただし、投資というよりは投機と呼んだほうがいいもしれません。あくまでも取引を行うときには、余剰資金で購入することをオススメします。
